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理由 北川浩二
言葉も少ないし
黙っていることの方が
多いのをぼくは思った
今日も何度か思ってしまった
それから
これもやはり何度目か
心が静まって
次のように考えた
ぼくが生まれたのには
何か深い理由があると
それから
次のように思った
嫌なことつらいこと
それは生きるという夢の
なかでも特別なものと
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パイロットボートの深夜行
●著者 北川浩二
●出版社 ポエトリージャパン
●ISBN 4-9901806-0-7
●価格 1,995 円(税込)
●サイズ 177×110mm
●108P
●2003年11月30日 発行
●在庫数 あと118冊
●内容
詩とは孤独な魂を言葉にしたもの。オンライン詩誌「詩・モード Zamboa」で連載された、北川浩二オンラインポエトリーブック。その言葉たちをぎゅっと詰め込みました。
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